フランス語で「私の本」「あなたの友達」のように、誰の所有物かを表す言葉を「所有形容詞」と呼びます。
英語なら my や your を置くだけですが、フランス語は後ろにくる名詞の「男・女・複数」に合わせて形を選びます。
まずは一番よく使う3つのパターンを整理した一覧表から見ていきましょう。
【一覧表】後ろの名詞に合わせてパーツを選ぶ
| 意味 | 男性単数 | 女性単数 | 複数 |
|---|---|---|---|
| 私の (my) | mon | ma | mes |
| 君の (your) | ton | ta | tes |
| 彼の/彼女の (his/her) | son | sa | ses |
| 私たちの (our) | notre | notre | nos |
| あなたたちの (your) | votre | votre | vos |
| 彼らの/彼女らの (their) | leur | leur | leurs |
まず覚えておきたいのが、英語との大きな違いです。
英語なら、
- his(彼の)
- her(彼女の)
と持ち主の性別で区別します。
しかしフランス語では、
持ち主が男か女かではなく、後ろにくる名詞が男性か女性か
で形を選びます。
例えば、
- son livre(彼の本/彼女の本)
- sa voiture(彼の車/彼女の車)
のようになります。
livre(本) は男性名詞なので son。
voiture(車) は女性名詞なので sa。
持ち主が男性でも女性でも関係ありません。
発音の都合による例外
女性名詞であっても、
母音(a, e, i, o, u)から始まる単語の前では、ma / ta / sa ではなく mon / ton / son を使います。
例えば、
- amie(女友達)
は女性名詞です。
本来なら ma を使いたくなりますが、
ma amie
ではなく、
mon amie
になります。
これは発音しやすくするためのルールです。
他にも、
- mon école(私の学校)
- ton adresse(君の住所)
- son amie(彼・彼女の女友達)
などが同じ仲間です。
次のステップへ
持ち主の性別ではなく、後ろの名詞の性別を見る
というルールさえ分かれば、所有形容詞はただのパーツ選びになります。
あとは名詞の前に置くだけです。
これで名詞を修飾する基本のパーツが手に入りました。
次はいよいよ、フランス語の文章を組み立てる上で絶対に外せない「名詞の前にくっつくアレ(冠詞)」の仕組みについて整理していきましょう!
👉 次のステップ:【フランス語文法】もう迷わない!3種類の「冠詞」の使い分けと存在意義


