「-ir動詞」は1種類ではない
フランス語で er動詞(第1群規則動詞)を覚えたあと、多くの人が次に混乱するのが -irで終わる動詞 です。
教科書を見ると、
- finir(終わる)
- choisir(選ぶ)
- partir(出発する)
- sortir(外出する)
など、どれも同じように -ir で終わっています。
ところが実際には、
同じ -ir でも活用ルールが違います。
ここを知らずに、
「-irなら全部同じ活用でしょ」
と処理すると、テストの穴埋め問題で普通に失点します。
結論から言うと、大学初級フランス語で意識すべきなのは次の2グループです。
| グループ | 例 |
|---|---|
| 第2群規則動詞(finir型) | finir, choisir |
| 第3群動詞(partir型) | partir, sortir |
注:第3群動詞は不規則動詞全般のことをさすので、-ir以外のものも多数含まれます。
この記事では、この2つを最短ルートで見分ける方法だけに絞って整理します。
基本:これが本来の「第2群規則動詞(finir型)」
まず覚えるべきなのが、教科書で「第2群規則動詞」と呼ばれるグループです。
代表選手は次の2つです。
- finir(終わる)
- choisir(選ぶ)
活用はこうなります。
finir の活用
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| je | finis |
| tu | finis |
| il/elle | finit |
| nous | finissons |
| vous | finissez |
| ils/elles | finissent |
ここで見るべきポイントは1つだけです。
複数形になると「iss」が増える。
つまり、
| 単数 | 複数 |
|---|---|
| finis | finissons |
| finis | finissez |
| finit | finissent |
という形になります。
choisir も同じです。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| je | choisis |
| tu | choisis |
| il/elle | choisit |
| nous | choisissons |
| vous | choisissez |
| ils/elles | choisissent |
つまり第2群規則動詞とは、
「複数形で iss が出現するグループ」
だと思っておけば十分です。
罠:形は同じなのに中身が違う「不規則動詞(partir型)」
ここで問題が発生します。
見た目は同じ -ir なのに、
まったく別の活用をする動詞が存在します。
代表例は次の2つ。
- partir(出発する)
- sortir(外出する)
まず partir を見てみましょう。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| je | pars |
| tu | pars |
| il/elle | part |
| nous | partons |
| vous | partez |
| ils/elles | partent |
ここで重要なのは、
iss が出てこない。
という点です。
もし finir 型だと思い込むと、
× nous partissons
× vous partissez
× ils partissent
と書きたくなります。
しかし全部不正解です。
正しくは、
nous partons
vous partez
ils partent
です。
sortir も同じパターンです。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| je | sors |
| tu | sors |
| il/elle | sort |
| nous | sortons |
| vous | sortez |
| ils/elles | sortent |
つまり、
-irで終わる=第2群
ではありません。
ここがテストで最も狙われるポイントです。
まとめ
同じ -ir で終わる動詞でも、
実際には中身が2種類あります。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| finir型 | iss が増える |
| partir型 | iss が増えない |
テストで迷わないように不規則動詞であるpartir型をしっかり口ずさんで覚えておくようにしましょう。


