フランス語の冠詞がごちゃ混ぜで解けない人へ|テストで迷わない4ステップ完全仕分けチャート

フランス語文法の基本

なぜフランス語の冠詞は、混ぜて出題された瞬間に爆死するのか?

授業では「今週は不定冠詞と定冠詞」「来週は部分冠詞」のように分けて教えてくれると思います。

授業中の練習問題も説明直後だし、今日やった範囲で考えればいいから答えることができると思います。

しかし、テストでは、「( )に適切な冠詞を入れよ」のように適切な冠詞の種類を選び、名詞の性にも注意しながら答えなければいけない総合問題が出ます。

「えっ、何入れるんだっけ?」
とパニックになってしまう人も一定数いるでしょう。

このような問題にもちゃんと答えられるようにするにはそれぞれの冠詞がどんなときに使われるかしっかり理解しなければなりません。

授業で聞いたときはある程度理解していても、テスト前には「教科書の表を丸暗記しないと」という状態になっていませんか?

この記事では、テスト前の復習にぴったりの冠詞の判別方法について説明していきます。

これを理解すると、名詞を見て「4つのフィルター」を上から順に通していくだけで、入れるべき冠詞が自動的に1つに決めることができるようになります。

もちろん名詞の性別は覚える必要があります。名詞の性別の見分け方を知らない人は以下の記事から確認してください。


【実戦】冠詞を簡単に特定する「4つの仕分けフィルター」

第1フィルター:そもそも「冠詞がつかない(無冠詞)」例外か?

まず最初に確認するべきなのは、

「冠詞を選ぶ問題なのか?」

です。

実はフランス語には、冠詞そのものが消える特殊ケースがあります。

大学の初級フランス語で頻出なのは主に2つです。

パターン
国籍・職業Je suis japonais. / Je suis étudiant.
前置詞 en の後en France / en train

例えば、

Je suis étudiant.

Je suis un étudiant.

ではありません。

職業や身分を述べるときは冠詞が消えます。

また、

J’habite en France.

のように、前置詞 en の後ろでも冠詞は現れません。

ここで判定できたら終了です。

該当しなければ、次のフィルターへ進みます。


② 第2フィルター:その名詞、英語でいう「the」か?

次に考えるのは、

その名詞が特定されているかどうか

です。

英語でいう the が付く状況なら、

フランス語でも定冠詞グループです。

例えば、

I bought a book.
The book is interesting.

なら、

2回目の the book は特定されています。

フランス語でも同じです。

J’ai acheté un livre.
Le livre est intéressant.

ここで使うのは、

  • le
  • la
  • les
  • l’

のグループです。

さらに実戦では次の2つを覚えておくと楽になります。

複数形なら「les」で確定

複数になった瞬間、

性別の区別は消えます。

男性女性
le livrela revue
les livresles revues

つまり、

複数形と分かった時点で

les一択

です。


母音スタートなら「l’」で確定

単数形でも、

母音や無音の h で始まる名詞なら

l’étudiant
l’université
l’hôtel

になります。

男性か女性かで迷う必要はありません。

まず l’ を使えばOKです。


特定されているなら定冠詞。

そうでなければ次へ進みます。


③ 第3フィルター:その名詞、1個2個と数えられるか?

ここが最も重要な分岐点です。

なぜなら、

ここで

  • 不定冠詞
  • 部分冠詞

が分かれるからです。

まず考えるべきことは、

その名詞に数字を付けられるか?

です。

例えば、

  • ペン

は数えられます。

1冊の本
2冊の本
3冊の本

と言えます。

このタイプは不定冠詞です。

単数複数
un livredes livres
une revuedes revues

ここでも実戦ハックがあります。

複数なら性別は考えなくていい

不定冠詞でも、

複数形になると

des

で統一されます。

つまり、

複数形だと分かった瞬間に

男性名詞か女性名詞かを考える必要がありません。

かなりコスパの良いルールです。


数えられるなら不定冠詞。

数えられないなら最後のフィルターへ進みます。


④ 第4フィルター:数えられない名詞なら部分冠詞

ここまで来たら答えはほぼ確定です。

残っているのは、

数えられない名詞

だけです。

例えば、

  • 牛乳
  • パン
  • お金
  • 勇気

などです。

これらは、

1個の水
2個の愛

とは普通言いません。

こうした名詞には部分冠詞を使います。

男性女性
du painde la viande
du laitde la confiture

イメージとしては、

「形のないものを、ある程度の量だけ取る」

です。

英語でいう

some water
some bread

に近い感覚です。

液体、食べ物、抽象概念が出てきたら、

まず部分冠詞を疑いましょう。


まとめ:冠詞は4段階で機械的に判定できる

テスト中は、この順番だけ覚えておけば十分です。

① 無冠詞?
↓ YES → 終了

↓ NO

② the(特定)?
↓ YES → 定冠詞

↓ NO

③ 数えられる?
↓ YES → 不定冠詞

↓ NO

④ 数えられない

部分冠詞

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