1. 否定文は「動詞を ne と pas で挟む」
フランス語の否定文は動詞をneとpasで挟んで作ります。
主語 + ne + [ 動詞 ] + pas 〜 .
英語の not のように後ろへ付けるのではなく、
動詞を前後から挟む
のがフランス語のルールです。
例えば前回覚えた être を使うとこうなります。
Je suis étudiant.(私は学生です)
↓
Je ne suis pas étudiant.(私は学生ではありません)
「エリズィオン」に注意!
ただし、1つだけ注意点があります。
動詞が母音から始まるときです。
例えば、
Il est étudiant.(彼は学生です。)
を先ほどの説明通り否定文にすると、
Il ne est pas étudiant.
になりますが、このままでは間違いです。
正しくはneとestを繋げて
Il n’est pas étudiant.(彼は学生ではありません。)
になります。
これは英語の短縮形のようにどちらでもいいものではなく、
必ずn’estの形にする必要があります。
英語だとis notとisn’tのどちらでも正しいですが、
フランス語の場合はne pasは間違いです。
フランス語では、
- a
- e
- i
- o
- u
などの母音の前では、
ne → n’
になります。
2. 疑問文の作り方は3パターン
フランス語の疑問文は3つの作り方があります。
パターン①:文の最後を上げるだけ(一番楽・日常会話レベル)
「えっ?」っと思った方もいるかもしれません。
そうです。フランス語では語順すら変えずに疑問文にすることができます。
会話なら語尾のイントネーションを上げるだけ。
文字で書くなら最後に ? を付けるだけです。
Tu es étudiant.
↓
Tu es étudiant ?
日常会話ではかなりよく使われます。
パターン②:頭に「Est-ce que」をつけるだけ(丁寧・標準レベル)
文の先頭に
Est-ce que(エスク)
を付ける方法です。
語順などは変える必要がないので、これも使いやすいと思います。
Tu es étudiant.
↓
Est-ce que tu es étudiant ?(あなたは学生ですか?)
エリズィオンに注意!
il, elle, ils, ellesの文のときはエリズィオンが起こります。
Il est étudiant.
Elle est étudiante.
↓
Est-ce qu’il est étudiant.
Est-ce qu’elle est étudiante.
油断すると間違えてしまうので注意しましょう。

エリズィオンのミスもありますが、後ろの名詞の性数一致も注意しましょう。
主語がelleなら最後も女性形ですよ!
パターン③:主語と動詞をひっくり返す(硬い表現)
最後が少し硬い表現です。
動詞と主語を逆にします。
英語の
Are you ~ ?
と同じ発想ですが、英語と違って
フランス語では動詞と主語をハイフンで結びます。
Vous êtes étudiant.
↓
Êtes-vous étudiant ?(あなたは学生ですか?)
ilやelleの文で動詞が母音で終わるときは注意!
動詞が母音で終わり、主語がil, elle, ils, ellesのときは間にtを入れる必要があります。
母音が連続すると発音しにくくなるからです。
Il a un crayon.
の場合、そのまま主語と動詞をひっくり返すと
A-il un crayon.
となりますが、これでは母音が連続して発音しにくいです。
そのため、
A-t-il un crayon.
のように間にtを挟む必要があります。

フランス語で発音しにくいと感じた場合、何かミスがないかを確認してみてください。エリズィオンや間にtを挟むなど忘れている可能性があります。
次のステップへ
否定文は、
ne と pas で挟むだけ。
疑問文は、
- 語尾を上げる
- Est-ce que を付ける
- 主語と動詞をひっくり返す
の3パターンです。
英語のようにbe動詞と一般動詞で作り方が変わるなどないので
わかりやすいと思います。
これで、
- 肯定文
- 否定文
- 疑問文
という基本の文の作り方がわかったと思います。
次はavoir (have) の活用について学びます。



